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【極意】検索上位化する記事構成の作り方【SEOを意識した見出しを書くコツ】

構成書の作り方

今回は、「構成書の作り方」についてです。

Googleで評価される構成を作れるようになること、つまり検索に強い見出しを作るということが目的です。

ヤマヒ
ヤマヒ
ということで、こんにちは!
SEOの研修講師をしているヤマヒです!

ポイントを抑えた構成書を作ることができれば、自分で検索順位の高い記事を再現性を持って作っていくことができるようになります。

そして、最終的には、それらの構成書をベースに外部のライターに外注に出しても、品質の高い記事を作ってもらえるようになります。

自分で構成書を作れることは、つまるところ、高品質かつスピーディなオウンドメディアの展開に必要なスキルと言えます。

そのため、インハウスSEOの一番最初は、構成書を作れるようになることを目標にしています。

それでは参りましょう!

この記事を書いた人

ヤマヒヤマヒ|山口博道(ヤマグチヒロノリ)
ウェブメディア会社の元経営者。数百万PVのサイトの立ち上げ・運営を経験。現在は多数の企業にインハウスSEOを提供しつつ、自身でも10サイト以上を運営。SEOの実践ノウハウを「ウェブマーケター養成講座」(YouTube・ブログ)で無料提供 Twitter▶︎@yamahi_official / YouTube▶︎ウェブマーケター養成講座【ヤマヒ塾】

記事構成の作り方とは

構成書とは、見出し(h2やh3)・内容・参考URLなど、どういう内容の文章を書くのかがわかるドキュメントです。

具体的に、構成書がどういうものがイメージできない方も多いと思います。
構成書の雛形と実際に作った構成書の例をご紹介しますので、イメージ湧きにくい方はぜひご覧ください。

構成書の例

▶︎構成書の雛形・例(Googleスプレッドシード)

ヤマヒ
ヤマヒ
この構成書は、実際に私が使っているものです。

閲覧のみ可能という設定で公開してるので、活用したい方はコピーしてご利用ください。

また、スプレッドシートの「例」というタブに、実際に作って活用した構成書を事例として掲載しましたのでご参考ください。

構成書がどういったものかイメージ頂けたと思いますが、構成書を作成するときに抑えていただきたい内容をご紹介いたしますと以下になります。

構成書で抑えたい内容
  • 見出し(h2、h3 など)書き出す
  • 見出しで狙うサジェストキーワードを書く
  • 内容の詳細や参考URLを明記する

それでは、構成書を作る流れを見ていきましょう!

記事構成を作る全体の流れ

記事を上位化させるために以下の2〜3点を抑えた構成書の用意が必要です。

  1. Googleのサジェストを網羅
  2. 上位記事の内容を網羅
  3. Q&Aサイトでも検索(特にC向けの場合)

これらの内容=検索意図をベースに見出しを作り、構成書を作成します。

ヤマヒ
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「検索意図」が何かわからない方や改めて確認したい方は、ぜひ以下の記事も参考にしてみてください!
検索意図
検索意図を徹底解説〜SEO初心者がまず抑えたい全知識(概念・調べ方・分類)〜「検索意図」について初心者の方でも分かりやすいように概念から重要性、調べ方やツールについて、企業にSEOコンサルティングをしているヤマヒが解説をしています。検索意図を把握することはSEOを意識した記事作りの第1歩と言えますので必見です。...

記事構成の作り方(1)Googleのサジェストを網羅

Googleのサジェストとは、あるキーワードに対して、それのキーワードを含み実際にGoogle検索され、Googleが利用者の検索の補助として表示するキーワードです。

Googleサジェストというのは、具体的には以下のようなものです。

サジェスト
ヤマヒ
ヤマヒ
きっとご覧になったことがあると思います!

Googleのサジェストは、related-keywordsというウェブサイトを使うことで抜き出すことができます。

▷related-keywords:https://www.related-keywords.com/

 

このツールを使って狙っているキーワードを入力してみましょう。

ここでは「企業 風土」というキーワードを例に解説していきます!

▶︎サジェスト一覧
企業 風土改革
企業 風土 改革 事例
企業 風土 アンケート
企業 風土 文化
旭化成 ホームズ 企業 風土
日本 企業 風土
チャレンジ 企業 風土
トヨタ 企業 風土
楽天 企業 風土
風土 企業 英語
企業 風土 改革
良い 企業 風土 と は

記事構成の作り方(2)Googleのサジェストを分類

次にGoogleのサジェストを同じカテゴリーに属するものに振り分けします。

こちらも先ほどの具体例「企業 風土」で見ていくと以下のようになります。

▶︎サジェスト振り分け

・企業 風土とは
日本 企業 風土
企業 風土 文化

・良い企業風土
良い 企業 風土 と は

・アンケートのレポートや方法
企業 風土 アンケート

・企業 風土改革
企業 風土 改革 事例
企業 風土 改革

・チャレンジできる風土
チャレンジ 企業 風土

・具体的な企業の風土例
旭化成 ホームズ 企業 風土
トヨタ 企業 風土
楽天 企業 風土

・英語訳を知りたい(対象外だけど少し織り込む)
風土 企業 英語

記事構成の作り方(3)上位記事の内容を網羅

次に上位の記事内容を網羅するために以下のツールを使います。

▷見出し(hタグ)抽出:https://rakko.tools/tools/3/

このツールにキーワードを入れて、10位までの記事の見出しを確認します。

現在の上位記事から、今回の見出しをメモ帳などに書き出してみましょう。

  • タイトル
  • h2 中見出し
  • h3 小見出し

その際に参考にした他記事のURLや記事内容を一緒にメモしておき、(2)でサジェスト分類したものにマージしていきます。

記事構成の作り方(4)Q&Aサイトでも検索

ヤマヒ
ヤマヒ
さらに、Q&Aサイトでも狙っているキーワードを検索して、検索している人の悩みを拾った良質な記事作りを目指しましょう!

Q&Aサイトは、ヤフー知恵袋を使います。

▷ Yahoo!知恵袋:https://chiebukuro.yahoo.co.jp/

Q&Aサイトでは、多くの場合、C向け(一般消費者向けのキーワード)では情報収集がうまく進みますが、B向け(ビジネスサイドのキーワード)の場合、キーワード検索をしても該当する情報がない場合が多いので、ご注意ください。

C向けの記事を書く場合は、サジェストや上位記事では拾えなかった視点の情報の宝庫なので必須と言えます。

なお、Yahoo!知恵袋はスマートフォンアプリも便利なのでダウンロードして移動中に調べてみるなどして、活用してみてください。

ここで見つかった悩みや解決方法、事例などをさらにサジェスト分類したものにマージしていきます。

記事構成の作り方(5)記事の構成を考える

それでは、記事の構成を書き出してみましょう。ここまで見てきた以下の情報を一つのドキュメントにまとめていきます。

  1. Googleのサジェストを網羅
  2. 上位記事の内容を網羅
  3. Q&Aサイトでも検索(特にC向けの場合)

構成を書くときのポイントは以下です。

  • 見出しにキーワードを入れる
    → 少なくともh2は必須です。h3以下は、読みやすさを重視で無理する必要はありませんが、入れた方がベターです。
  • 内容や参考URLを詳細まで記載すること
    → 外注する場合に意図とずれないようにするため

また参考までに、最終的に商品やサービスの購入を促す記事を書く場合は、購買までのプロセスに合わせて上から構成を考えると良い場合がありますのでぜひ覚えておいてください。

▶︎購買までのプロセス
悩み → 解決 → 比較 → 価格 → 購入

まとめ

本記事では、構成書の作り方をご紹介いたしました。

構成書の作成=見出し作りは、ライティングを行う上で必ず抑えるべき工程です。

記事のライティングは、実際に「書く」という作業よりも、今回ご紹介した方法で「検索意図をリサーチする」時間の方が多くかかる場合も多いです。

逆に、構成書の段階をしっかり作り込んでおけば、実際に書くのは単純作業になります。

最後は構成書もアウトソーシングして良いのですが、それはやはり自分で良い構成書が作れるからこそ可能です。

まずは、自分で良い構成書が作れるように、しっかりトレーニングをしましょう!

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ABOUT ME
ヤマヒ
ウェブメディア会社の元経営者。数百万PVのサイトの立ち上げから運営をした。現在はフリーのマーケターとして、多数の企業へのコンサルティングを行う一方で、自身でもサイト設計やライティングを実施。10以上のウェブメディアを保有・運営中。オウンドメディアのSEOが専門領域。上流(戦略・商品設計・計画)から下流(サイト設計・ライティング)まで支援中。