Webマーケターへ転職を成功させた「ゆかりさん」の体験談をインタビューしました!
まずは、ゆかりさんの簡単なプロフィールからご紹介していきます。
法人営業 (BtoB営業) → 一般事務+副業ブロガー→Webマーケターへの転職成功!
事務職としての本業の傍ら、旅ブロガーとしても活躍。コロナがなければ転職をせずにフリーランスになっていたと語るゆかりさん。
ブログやSNSの経験を活かして、Webマーケター転職へを見事に成功しました。
ゆかりさんのブログ ▷旅パレット
途中、「ブログの経験が思ったより評価されなくて悩んだ」と語ったゆかりさん。
どんな経緯でWebマーケター転職を成功させたのか?
まずは、これまでのキャリアから聞いてみました。
ヤマヒ|山口博道(ヤマグチヒロノリ)
Webマーケターサロン ヤマヒ塾の塾長・現役Webマーケター。Webメディアを運営するスタートアップ企業の元経営者。現在は企業にSEO研修・コンサルティングをしつつ、自身のサイトを運営。Webマーケティングの情報をSNSで初心者向けに発信 ▷プロフィール詳細
Twitter▶︎@yamahi_official / YouTube▶︎ヤマヒ塾 /サロン▶︎ヤマヒ塾
これまでのキャリア
新卒で法人営業(BtoB)の仕事に就職したのが最初のキャリアです。
法人営業(BtoB)の仕事は、広告系でしたがWeb系ではなく紙媒体の代理店で、Webマーケティングとはほど遠い仕事です。
営業として企画書を作って提案をして順調に営業成績を伸ばしていましたが、身体的には正直ちょっとハードだな思っていました。
大学時代から旅をテーマにしたブログを運営しており、会社で働いて仕事しつつ、ブログも続けたかったので、自分の時間の取れる事務職に転職をしました。
ブロガーとして、1つのブログを8年続けていて、副業としての一定の収入源にもなっていました。
どうしてWebマーケターになろうと思ったのか
私の転職は「コロナ転職」だとゆかりさんは語ります。
海外旅行をテーマにしたブログをコツコツ更新し続けてきた結果、コロナ前には本業の収入を超える収入源にまで育っていました。
広告代理店から紹介手数料を成功報酬で貰う「アフィリエイト」だけではなく、直接、自分と企業で契約を結ぶ「企業案件」にも着手を始めていた矢先の出来事が、新型コロナウィルス感染症の問題でした。
海外旅行をテーマにしているゆかりさんのブログにとって、海外旅行に行けなくなる新型コロナはかなり大きな悪影響を及ぼしました。
結果的に、広告収入に大きな痛手を受ける中で、事態をさらに悪化させる2020年5月のGoogleアップデートが実行されました。
情報発信者の信頼性が改めて重要視されるアップデートでした。
結果的に、広範囲の検索キーワードで、個人が発信者のブログよりも、信用性の高い企業の発信した情報の方が上位化する傾向が見られました。
このアップデートの背景として新型コロナウィルス感染症の問題が関係していると推測しています。
新型コロナウィルス感染症の問題が世界中に広がる中で、ネット上では様々なデマ情報も拡散されました。
必要な人に正しい情報が届くように、改めて発信者の信頼性の評価を高めたのではないか、と考えられます。
5月のアップデートをきっかけに、転職活動を開始しました。
実際の転職活動の様子
ゆかりさんは、書類を約20社に出しました。書類選考以降の実績も含めた結果が以下です。
書類 約20社
面接 5社
内定 1社
転職活動前に思っていたより、書類で落ちるのが多い印象でした。
転職先として「Webマーケター職」で、かつ「リモート可」に絞って活動をしたので、書類選考に出せる母数自体も限られていました。
リモート可の募集だけに応募したので、どの企業の面接はリモートで進みましたし、最終までリモートで終わりました。
転職活動の期間としては、企業によりますが2週間〜1ヶ月で最終的な結論が出ました。
小さい会社だと面接が2−3回ぐらいあって終わりという感じです。
転職活動をして分かったのですが、募集をしている会社でも、優秀な人がいたらというスタンスの会社が多く、募集しているから採用ニーズが高いということではないということです。
そういった中で、業界未経験でも最終的に採用してくれるところはかなり限られると思います。
もちろん、ブログの経験は転職活動に大きく役立ちました。
しかし、自分がブロガーとしてやってきたことをもっと深く質問されたり、興味を持ってもらえるところだと思っていたのですが、ブログを全然きいてくれなかったところもあったりして、自分が想像していたよりはブログのインパクトが薄かった印象です。
むしろ、Webマーケター職の転職活動でしたが、新卒で入社した会社での法人営業を深く聞かれたり、評価されるシーンが何度かあり、とても意外でした。
質問は企業によりますが、「マーケティングとブランディングの違いは?」といった専門的なことを聞かれるケースもあって、そこまで上手く回答できなかったのですが、アフィリエイトだけをやっていると、マーケティングとブランディングの違いとか考えたことも無かったですし、面接前に、マーケティング用語は一通り勉強したほうがいいと思いました。
例えば面接時の質問で「SNS運用では何をKPIとしていましたか?」みたいにマーケティング用語がバンバン飛び交うので、ASPや広告主とのメールで「KPI」という用語を使った記憶が無いですし、アフィリエイトだけをやっていた時代には知らなかったマーケティング用語がたくさんありました。
ヤマヒ塾が転職に役立ったこと
まずは、ヤマヒさんに職務経歴書を見てもらって、具体的なフィードバックを貰いました。
また、Webマーケター転職全般の相談に乗ってもらったのはとても助かりました。
実際、転職活動についてニュートラルに相談できる人がいないので、中立的な立場からコメントしてもらえることがよかったです。
サロンの中で、ヤマヒさんと宮川さんで月1回開催するWebマーケターキャリアアップ転職講座は全て役に立ちました。
例えば、第一志望群では転職エージェントは使わない方がいい、というアドバイスは役に立ちました。
実際、私は転職エージェントも利用していて、いろいろ情報を持っているので、それを知れることはメリットだと思っています。
しかし、本当に行きたいと思っている会社に対しては、転職エージェントを使って採用ハードルを上げるよりも、自分で問い合わせするのが良いと思います。
講座の時間の中で、自分の転職活動についても質問をさせてもらって、アドバイスを貰えました。
とても役に立ったのが、「オンライン面接で、自分の実績を画面共有する」というものでした。
ブログの実績についてドキュメントに書いても、なかなか聞いてくれない歯痒さもあったのですが、その助言をもらってからは、こちらから積極的に、「少しだけ画面共有で、自分のブログを紹介していいですか?」とアピールしました。
結果的に、自分の伝えたいことをしっかり伝えられるようになりましたし、魅力に感じてもらえたと思います。
また、コロナ禍のWebマーケター転職の市場感など、最新の状況を聞けたこともよかったです。
これからWebマーケターを目指す方に一言
コロナで採用に対しては、業界経験者が優先されやすい状況なので、その前提で粘り強く未経験でも受け入れてくれる募集を探しましょう。
転職活動自体はリスクないので、仕事をやめないで動くのが良いと思います。
逆にいうと、転職活動はノーリスクだし、書類選考や面接を受けてみて、自分の市場価値が分かる面もあります。
ぜひ、挑戦することは諦めずに頑張ってください!